【シンプルシンフォニー使用構築】ブシンwithオタクサイクル【最高1742】
【構築作成経緯】
僕の好きなポケモン「ローブシン」が インターネット大会で強いという噂を耳にしたので、今回初めてPGLのインターネット大会に参加することにした。
どうせ参加するならローブシンを主軸に考えてみようと思い、色んな相手に対面から勝てるような構成にした。しかし、フェアリー全般や特殊アタッカーに対面で勝てないので引き先としてカビゴン
を採用。この二匹だと相手のローブシンが止まらないので、安定した受けができ、かつトリルみかまいによる切り返しも可能なクレセリア
を採用。
ローブカビクレセの三匹を基本軸とする。
この軸で重めな状態異常を絡めてみがわり展開する相手に強いニンフィアを採用。ここまでだとイーブイのバトン展開やアッキ瞑想する奴、オニゴーリに崩されかねないので展開阻止のためフリージオ
を採用。最後にフリージオで止められない相手へのストッパー役兼、相手のサイクルを強引に破壊できるオノノクス
を採用。
これで構築が完成。全体的に見て"オタクサイクル"チックなものになった。
【個体紹介】
ローブシン@ラムのみ ※特性:鉄の拳
191(84)-211(252)-137(172)-x-85-65
HB:陽気オノノクスの逆鱗Z確定耐え(意地だと62.5%で耐え)
A:冷凍P+マッパで大体のジャローダを落とす
(H244 まで振られていると乱数60%くらいで落とす)
5世代の記事を漁って発掘したAB徹子ブシン。ほとんどの相手と1:1以上持っていくことができるため、よっぽど出し負けたときのディスアドがない限りは初手から出していく。ここまでBを振ることでミラーとのドレパンの吸い合いに強くなるだけでなく、想定外の火力すら耐えることができた。
(例)ネッコアラの鉢巻寝言とっておき 159~187(83.2%~97.9%)
ほとんどの相手に不利を取らず、クレセリアやカバルドンにも毒を入れることで裏のサイクルで削り取ることが可能。
Q.なぜラムのみ?
A.毒や麻痺、催眠などを撒きやすい環境のため。
カプ系統がいないことによりあらゆるところから状態異常技が飛んでくることが想定された。
(例)カバの欠伸、毒菱、猫の手催眠etc...
Q.じゃあ火炎玉根性でええやん
A.火炎玉根性だと初手対面で火傷になっておらず火傷以外の状態異常技をいれられかねないため。
例えばジャローダから蛇睨みを入れられるだけでかなり安定感に欠けると思う。それに徹子なら初手から火力を出すことも可能。
Q.ラム力ずくじゃダメなん?毒づきでフェアリーにも通せるし
A.力ずくだとドレマッパの火力を最大限に引き出せないため。
特にオニゴーリに対して本体に最大打点を入れられるマッハパンチの火力が重要に思った。
<H172 B36ゴーリへのマッパ:110~132(62.1%~74.5%)>
サイクルの中で削ってマッパ圏内に押し込む動きが強そうだったので、火力を引き上げられる徹子を優先した。毒づきの火力は魅力的だが、まず打ちたい相手を抜けるSを振ってない。そもそも腹太鼓ペロリーム以外のフェアリーであれば裏のカビゴンで安定して受けられるから特に問題ない。
・・・といった経緯でラム徹子を採用した。
カビゴン@フィラのみ ※特性:くいしんぼう
ヘビーボンバー/捨て身タックル/欠伸/リサイクル
266(244)-130-109(190)-x-154(76)-50
HD:ニンフの眼鏡ハイボが確定3発(39.8%〜47.3%)
フェアリー受けとして採用。毒タイプはニンフのショックがあるため安定した受けができないし鋼2匹は引いた後のサイクルの圧力を考えると微妙に感じた。
カビゴンである強みはリサイクルによる回復力、欠伸による裏のニンフやノクスの起点作成や重めな壁PTへのターン稼ぎができる点。捨て身は能動的に木の実発動させるのに非常に役に立った。そこそこの火力も出せる。
特に注目したのは、「ヘビーボンバー」という技。小さくなるピクシーに必中かつ2倍の打点となりうる。よくいたアッキ瞑想ニンフィアにも無振りの火力で3発くらいで落とす火力を出せる。(いびきで二連続で怯む等なければ突破できる)
227(252)-x-189(252)-96(4)-150-105
HB:根性ブシンの叩き落とすが確定3発(37.5%〜44.1%)
物理受け、特に相手のブシンへの役割を重視してHBぶっぱ。役割遂行のためのサイキネと後出しがきくように月の光。腐らないようにするのとPTが全体的に鈍足なので切り返しのきくトリル。三日月の舞はブシンだけでなくフリージオにも使う。(詳細は後述)
持ち物は初めサイクルを有利にするためのゴツメにしていたが、リハ大会で色んなところから挑発が飛んできたのでエスパーZに変更した。これにより安定してトリルや三日月の舞を打てるほか、サイキネの瞬間的な火力も出せる。副産物として叩き落とすの初撃のダメージを減らすこともできるし、トリックの対策にもなる。
これは普段のレートと変わらないが、多くの相手の起点になりやすいので慎重な立ち回りが必要だった。
ニンフィア@カゴのみ
201(244)-x-113(220)-144(4)-151(4)-85(36)
毒菱PTのように状態異常+身代わりで詰めてくる相手へのコマ。調整については特に思いつかなかったのでORASの調整の流用。特にこの調整で不都合は生じなかった。むしろ、Sにそこそこ割いてたおかげでミラーの上から瞑想できた。
サイクルの中で一回は高速回復手段がある上に、瞑想で詰めれるのが非常に優秀。サイコショックの枠は欠伸と迷ったがブシンで勝てない耐久毒への打点としてきれなかった。
瞬間的な火力がほしい場面もあったが役割的に弄りようがない。
フリージオ@氷Z
173(140)-x-71(4)-120(36)-165(76)-172(252)
当初この枠はデスカーン@メンハだったがテクスチャーZのポリZで詰むことに気づいたため、大会前日にこいつに変えた。
デスカーンと違って耐久型への打点、自己再生によるサイクル性能、そしてなにより対オニゴーリを誤魔化す最高のスペックがある。クレセゴーリのようなPPを枯らしてきそうな相手にはこちらもクレセフリージオ選出をし、PPを枯らし返していく。Z被り選出になるが大きな問題はない。
零度Zによる瞬間火力がクレセ同様に魅力的で、例えば構築上きついペロリームと偶発的に対面した際にオボン発動込みで腹太鼓させない圏内まで押し込む火力がある。オノノクスに対して上から殴れるのもえらい。ピクシーや瞑想クレセリア、イーブイバトンそのほか展開系の構築にかなり強かった。
一応浮いているので対毒菱パに対してカビゴンの代わりに特殊受けとして選出することもある。ただし、サイクルを受けていく力はカビゴンのほうが高いので選出は慎重に考える必要があった。
前日にA05Vを粘っただけの働きをしてくれた。
オノノクス@気合の襷 ※特性:型破り
剣の舞/逆鱗/毒づき/地震
151-218(252)-111(4)-x-90-149(252)
A:A+2毒づきでピクシー(201-137)を高乱数1発(75%)
A+2毒づきでニンフィア(201-128)を確定1発
S:最速デンジュモク抜き
フリージオで止められない相手へのストッパー枠として採用。特に相手のオノノクスやデンジュモクをこいつで止めに行ける。襷を盾に剣舞して強引に崩すことも可能。例えばレジスチル+ピクシーのようなサイクルがきつい相手を崩せる。感覚的に言うと襷ガブリアスのようで使いやすかった。
当初吠えるを使っていたが、バトンパへはフリージオで大体止められるので範囲を広げた剣舞3ウェポンにした。別にこいつで抜いていく必要がないため竜舞ではない。
行動保障のあるポケモンって無難に強いね。
【重かった相手】
・壁(or置き土産)+ステロ+積み(物理)展開
特殊ならフリージオで何とかならんこともないが、物理の積みだと非常にまずい。特に龍舞ノクスとか腹太鼓マッスグマとかペロリームとか。
先述の通り、カビゴンの欠伸で壁ターンを適当に稼ぐのが良さげだが身代わりやラムのみで負けたことがあるので根本的な対策になりにくい。
・エンテイ
ローブシンが強めに見えるが、聖炎で二連続で焼けたりサイクルの中で毒を入れられるとかなりきつくなる。クレセでトリルみかまい展開もできるがクレセ対面で余裕で身代わりを残されてしまう。
・ローブシン(毒々持ち)
クレセリアが機能停止してしまう。
・クレセ(状態異常を回復する手段があるやつ)
眠るやつとかサイコシフトするやつとかいた。ニンフかフリージオがいないとほぼほぼ負け。
全員に有効打がある。
アンコールがあるからニンフィアでも瞑想の起点にできない。
【最終結果】
32勝13敗 レート172x(最高1742)
目標である1750を達成できなかったのが非常に悔しかった。達成してないから言えたことではないけど、もっと上のレートまで行けたはず。。でも5世代の対戦環境に戻ったみたいでほんと楽しかった。次回こういう特殊ルールあったときにまたやると思います。
最後に、構築練るのに一番付き合ってくれたアク小龍にとても感謝。
対戦してくださった方々含め、皆さんありがとうございました。
不明な点があれば@pakorin_pokeまでどうぞ